絶妙のチームワークが問われる世界最強決定戦に参加する、各国からの強豪。
スターコアの力を利用し、破滅へと導こうとした『ギガント・グラデーション』の
野望を阻止した真の世界最強チーム、『アナザー・アトラス』。



それよりも前にいたのは、
輪廻の時間にとらわれた世界を戻すため『クリアリングゼロ』を探し、
ボルサ・インフィート率いる『インフィニティドール』を討伐した、
『クウォーツ・スターヤード』達。



さらにそれよりも前にいたのは、
機械兵器、電脳世界の侵略組織『ヘルズ・パーソナル』を壊滅させるため、
剣と魔法を主力に立ち向かった、『リアル・ピュアー・グループ』。



そしてそれよりもさらに前にいたのは、
ポップスターに降り掛かる災厄、暗黒の存在『ダークマター』を退けた、
伝説のカービィ、『スイレン・スターヤード』。






この話は、先程の4つの話よりもさらに昔。
そして『宇宙』という1つの次元とはまた違う、異世界にて実在するといわれている、
『神話』。



15000年前に起きたあの最悪の戦争は、一体どのようにして起きたのだろうか。
残念ながら15000年よりも前は資料が古すぎるため、全ての確認が出来ていない。
今から出てくる台詞は、記録に残っていた一部分である。









=40000年前=
「・・・天界の監視役である天使か・・・・・・。
 確かに・・・そろそろ交代時であるな・・・」

「新たに生まれた天使、『メタトルム』と名付けよう」

「天使であるというのに、罪人の監獄・『地獄』のある、
『魔界』へ1人で自由に飛び回れるとは・・・・・・」

「魔界の監視役であった悪魔、『レビアザン』よ。
 ・・・そなたの役目はもう終わったのだ。
 ・・・・・・休むがよい・・・」

「メタトルム・・・そなたのポテンシャルの限界は、一体どこにあるというのだ・・・?
 歴代の『熾天使』の中でも、異常なほどの強さを持つとは・・・」

「・・・全く、少し目を離したスキに地上にちょくちょく遊びにいってたのか・・・
 ・・・・・・喋り方もどこか砕けてしまって・・・」




=35000年前=
「前代未聞の悪魔が、地獄に送られてきただと・・・!?
 生前が悪人であるのに変わりはないはずだ、
 ・・・膨大な力でも取り込んだか・・・?!」

「並の天使では、やつを押さえる事すら出来ないとは・・・!
 GS級なんて・・・初めて聞くぞ・・・!」

「・・・ならば出番だな、メタトルム」



「キミが噂の『サターン』君やな?
 ウチは『メタトルム』っちゅーんや。以後、よろしゅーなっ☆」

「てめぇ・・・っ! 本当に天使なのかよ・・・!?
 いままでのザコ天使達と・・・大違いじゃねぇか・・・っ!」

「とりあえず、地獄にいるんやから大人しゅーしておくことやっ
 ・・・なんなら、魔界の中心の監査役とかやってみる?
 キミが生き残る方法は・・・今んとこそれだけやなー」

「ウチの祖先が作ってくれた・・・天使?
 ウチが生まれる15000年も前からおったんか・・・。
『ミカエル』・・・ちゃんって言うんやな?
 ほなこれからずっとよろしゅーなっ☆」




=魔界歴・25000年前〜20000年前=
「魔界の監査役にはなったが・・・
 ・・・このまま大人しくしてるわけないだろ・・・!
 生前が悪人だから地獄に飛ばされた・・・・・・か、
 ・・・なら悪魔特有の能力で、他の悪魔の召還術とかぐらい、出来るはずだ!!」

「『アーモン』と『カーリム』・・・まだ戦闘タイプを生み出すには早いな・・・
 とりあえずこの2人がいれば、楽にはなるが」

「うん? 地獄の転生係が変わっただぁ?
 ・・・『サマエル』って言うのか。
 ・・・・・・戦いは得意そうじゃ無いな」

「ちっ・・・逆性の悪魔か・・・失敗作だな、処分してやれ・・・、
 ・・・・・・!? あの数の悪魔どもをたった一撃で!?
 ・・・前言撤回だ・・・・・・。
 名前をつけてやるか・・・・・・『アスタルト』とな」

「『アスタルト』と同時期に造られた『ベルゼブル』は、
 どうも互いが気に入らないようだな・・・
 他の悪魔も作ってみるか・・・」


「メタトルムがいる以上、今のオレではどうにもならないな・・・
 ・・・やつさえいなくなれば、あるいは・・・」




=天界歴・30000年前〜16000年前=
「もーそろそろ、自分で天使を生み出せるはずやけど・・・」

「祖先様! あとはウチが天使生み出すさかい、
 安心してお休みになってなっ!」


「メタトルム様! 天使に逆性の存在が!
『ウリエル』という者らしいのですが・・・!」

「・・・ウチが生み出した以上、簡単に消すわけにはいかんわ。
 『ウリエル』・・・キミは、正式に天使と認めるっ」

「『ルシフェル』ちゃん・・・キミは一体何を考えてるんや・・・?
 ・・・ウチらが気に入らないから? せやから暴れているんか・・・?」

「『ムルムル』ちゃんっ、カイレルちゃんやナフィエルちゃんの
 仕事の邪魔したらアカンやろっ。
 ・・・はぁ、いくら反抗期ゆーても、これはやりすぎやろ・・・
 前なんか魔界にこっそり遊びにいって、魔獣の死体持って来たし・・・・・」

「・・・・・・どないしたんや・・・最近、
 ウチの生み出した天使には、普通のがおらん・・・・・・
 ・・・『熾天使最高位総束長』・・・か・・・・・・
 ・・・・・・自信・・・無くして来たわ・・・」




=18000年前〜15000年前=
「天・使モ・悪魔・モ・憎イ・殺・ス」

「見た事の無いやつが、天使も悪魔も見境無く殺していますっ!
 とても私達では太刀打ち出来ませ・・・っ!?
 き・・・きゃああああっっ!!」

「アイツは・・・オレが前に作った失敗作・・・
『バーヴィル』じゃねぇかよ・・・!?
 ・・・天界に逃げ込みやがったのかっ・・・」



「メタトルム様! 例の悪魔が!!
 このままでは天界の本土にすぐに
 到達されてしまいます!」

「何であんなんがおるのかわからんけど・・・
 どーやら、ウチがいかんとアカンよーやな」

「・・・ミカエルちゃん・・・・・・
 もし、ウチが帰って来んかったりしたら、
 ・・・『熾天使最高位総束長』の座・・・、・・・まかしたわ」

「『レミエル』ちゃんは・・・メタトルム様の事を知らないのですよね・・・」



「こっちや悪魔!! えぇと・・・『バーヴィル』・・・やったか!?
 ともかくこんなとこで暴れるんやない!」

「オ前・強・イガ・オ・前・オレ・ニハ・
 勝・テナ・イ」


「くっ・・・結構戦いが長引いたわ・・・下界の時間でいうところ、
 すでに3000年は経ってるんとちゃうか・・・!?」

「チャンス! 封印魔法や!! ・・・・・・っ、何!?
 アンタまで・・・っっ!!?
 う、あ、ぁあああああああああ!!!!!」

「道・連レ・ニシ・テ・ヤル・・・・・・・!」








そして、

=15000年前=
「私が、メタトルム様の意思をつぎ、
 次期『熾天使最高位総束長』として選ばれた、『ミカエル』です!」

「・・・何・・・メタトルムがいなくなった・・・?
 ・・・好都合だな・・・!
 ・・・あん時の復讐に、天界も支配するぞ!!」

「メタトルム様が不在なのに・・・!
 魔界の群生が、天界に押し寄せて来ているですって・・・!!?」

「ルシフェル君!? ルシフェル君はどこですか!!?
 ・・・おかしい、ムルムル君までもいないだなんて・・・!?
 一体・・・一体どこにいってしまったのですか!!?」


天界と魔界は対立する.........。




・小説一覧へ
・第1話へ