「ここが私の部屋よ、あがってっ」
さらに翌日の夕刻、RPG一行はリフォンの部屋へと案内された。
部屋の中は至って普通であり、机の上にはリフォンが私用で使っているパソコンが置かれていた。
「確かにパソコンがある・・・個人で使っているなんて珍しいな」
「そうでもないわよ?
 確かに昔の自然奪還製作で機械類が大量に廃棄されたけどさ。
 それでも、こういった都心部じゃほとんどの人が持っているのよ」
「・・・むしろオレ達の方が珍しい?」
「かもねっ、都心部じゃパソコン無いととっても苦労するもん」
何せパラドは山中の村、亜狼雲は草原の一軒家、プリス達3人は田舎のような村、
ゼネルに至っては400年前ということで、まだパソコンがそこまで普及していなかったからである。



リフォンがパソコンを起動し、何やら自作の特殊なツールを使い始める。
どうやらH・Pにいた頃に作ったハックツールらしく、それをさらに独自に改良したらしい。
「ハッカーに対してハッカーで勝負ってことか・・・」
「そーいうことっ、しかもちゃーんと相手に気付かれないようなソフトにしてるから。
 本当は悪事に染めたくないから、普段は使わないんだけどね」
まあ相手が相手であるため、RPGもその辺りは黙認している。
「それにしても何でH・Pって、近隣の村とか破壊してるのに外に騒ぎが漏れてないのなり?」
亜狼雲が感じていた疑問。
確かにこれだけの騒動が起きていながら、何故対策も何も立てられていないのだろうか。
「例え村を破壊された人達が助けを求めたって、
 あんな組織に立ち向かえる人がそうそういないからだと思う。
 だから、半ばH・Pの事を諦めている人だって多いはずよ・・・」
「それどころか村を壊されても、町とか大きなところにすれば破壊されずに済むって、
 そういう風に考えてしまうから、だからいつまで経ってもアイツらがいるのよ。
 ・・・それに、自分達さえ襲われなければ、って思っているから・・・・・・、
 だから、他の村だってH・Pの存在を知っている人は、少ないかも知れないわ」
リフォンとアドレスのそれぞれの考えている事に、なんだか納得がいってしまっていた。
自分達のように、命を懸けてまで立ち向かって行くような者がいない。
命を懸けるリスクを負うよりも、逃げる方向へと持って行ってしまう。
そしてそのリスクから逃げる事が出来れば、あとは放ったまま。
「まぁ・・・、普通はそうするんだろうね・・・、
 けれど、そこから放っておくのはどうかと思うよ・・・」
「だが私達は違う。
 プリスはノベルさんを取り戻すため・・・そしてカーミラさんの仇を取るため。
 H・Pを、壊滅せねばならない・・・」
メーザはそう語ったが、彼女の目的は違うところにもあった。

ディアリーの事だ。
フォレステインが破壊されたあの時に、普段冷静であるはずのメーザが、
怒りとともに強い殺気をみなぎらせていたのだ。
よほど、彼と何かの因縁関係があるらしい。
「なぁ、メーザ・・・そろそろ話してくれてもいいんじゃないか?
 ・・・お前と奴は、一体何の関係なんだよ」
「・・・すまない・・・、その話は・・・もう少しだけ待っていて欲しい」
結局、今回も2人の事については何も聞けなかった。
だがメーザ本人が話したくない状況である以上、問いつめるわけにはいかなかったのだ。

ハッキング作業開始から3時間が経つ。
その間RPG一行は1人を宿の留守番係として、交代でリフォンの部屋と行き交っていた。
「よしっ、あいつらの情報の一部を見つけてやったわ!」
リフォンがハッキングを終え、情報に目を通す。
宿に戻っていたメーザ以外の4人も同じく、リフォンのパソコン画面を見る。
「ちょうどこの沖の海底に、あいつらの拠点地の1つがあるわ」
「って事は、やっぱり奴らもこの都市に・・・・・・」
「潜入してる確率は高いかも知れないわね。
 けれど流石にこうして今ハッキングされているってことはわからないだろうけど」
何だか余裕そうな感じであるが、RPGにはいまいちその根拠が分からない。
「でも、H・Pだってパソコンが得意な人が多いんじゃないの・・・?」
プリスが少し不安な気持ちでリフォンにそう言うが、
「だぁいじょーぶよプリスくんっ☆
 あの組織、パソコンよりもメカで実力行使行う方に力入っちゃってるからね、
 実質ハッカー作業が得意なのはほとんど私くらいだったものっ」

そこに全員のツッコミが一言。
「・・・リフォン達の逃亡後に新しい奴が入ってて、そいつがハッカー作業得意だったら?」



「・・・・・・」
返事が返って来ない。
「そこまで頭が回らなかったのか!!!?」
「ど、どうするの!? もし今ちょうど同じ時間にデータ情報漏れてるのがバレていたら・・・」
・・・すぐにシステム終了・・・






「あーぁ、感づかれたのかなぁ・・・あと2分程接続していたらわかったのにっ」
予想通り、H・P側ではサークルナインが3時間前から、
すなわちリフォン達がハッキングを開始したときから、データを見張っていた。
「逆探知失敗です〜、アクセスしてきたのはわかったけど、これじゃハバードのどこにいるのやら」
「全く、ビーツェスもビーツェスだ。
 あの裏切り者どもを見つけたのはいいが、どこに行ったのか最後まで見なかったのが悪い」
「いや〜、見つけた事で頭が一杯になっちゃってさ、ケケケッ」
「・・・何の為にお前を雇ったと思っているんだ」
トップが言うには、ビーツェスは正規の団員では無い。
どうやら彼は一時的に雇われているらしく、時たまにH・P以外で裏稼業もこなしているらしい。
「ま、それなりの給金がもらえてるからオレはずっとここにいるわけだけどなっ」
「・・・ったく、がめつい奴め」
(それにアイツがいるから、ここを離れる訳にもいかないしね)
ビーツェスが心の中で何かを考えていたが、もちろんトップにはわかるはずもなく。
「仕方ねぇな・・・今から言う奴ら、オレと共にハバードへと出発するぞ」
結局RPGの居場所が分からないまま、H・Pはハバードへと向かう事になった。






「はぁー・・・全く、慌てさせんなよ・・・」
H・Pに自分達の居場所がバレてないか心配しているRPG一行。
「あ、あはははは・・・大丈夫かなぁ」
それに対し空笑いのリフォン。
「あんたが言うな」
そしてツッコむアドレス。

「ぅわ・・・それにしてもパソコンって、見てると目が疲れるね・・・」
パソコンのデスクトップをずっと見ていたプリスが、キツく目を閉じる。
電子画面を初めて見た為か、目がチカチカしたらしい。
「大丈夫か、プリス。
 宿に戻って、目を休めた方がいいんじゃないか?」
プリス以外の5人は特に何も感じていなかった。
プリスだけは子供であるため、目の機能が特に敏感だったのだろう。
「宿に戻るのが大変なら、私の部屋に泊まってく?
 私はパソコンの前でも寝れるしさ」
「え・・・けどそれじゃリフォンに迷惑かけちゃうよ・・・?」
「あー大丈夫、こいつ寝れるとか言っておきながらほとんど徹夜で過ごす場合もあるしさ」
「こら、もうアドレスったらっ」
リフォンが顔を少し膨らませて注意するが、アドレスは「事実でしょ」と追い打ちをする。
結局リフォンはそれ以上言い返せなかった。
「んー・・・じゃあプリス、それでいいか?」
「あ、うん・・・ゴメンね・・・」
とりあえずアドレスに部屋を案内してもらい、泊めてもらう事に。
「オレ達は宿に戻って、出来る限り体勢を整えておくか」
そしてウォール達も、先程の件があったため急いで宿に戻る事にした。






そして完全に日が沈んだハバード上空にて。
「・・・ん? あいつら確か・・・」
宿へ入る直前のウォール達を、偵察のため先にハバードへと向かっていたビーツェスが見つける。
「あの弟と、裏切り者の姿が見当たらないな・・・まぁいいか」

「居場所が分かったのか」
少し遅れて、深夜も近い時間にH・Pのメンバーが全員到着した。
「あぁ、この先の宿にいるぜ。
 部屋番号は分からないけど、小さいからすぐ見つかるはずさ」
「・・・で、肝心のノベルの弟とかはどこだ」
「なんか姿が見つからなかったから、別行動じゃね?」
トップの一瞬の沈黙。
「お前・・・それじゃほとんど意味ねーだろ」
「意味ならありますよ?
 ならば宿に泊まっている彼らを利用するまでです」
ハバードへのメンバーとして選ばれたディアリーが、一つの案を出す。
「幸いにも今は夜・・・、別行動とあらばそのプリス君、
 その宿にはいないのでしょう?
 ・・・完全に分断させればいいだけの話」






ブツン。
宿のエントランスの電気が突然落ちる。
「ん? 停電・・・?」
エントランスにいた宿の主人が停電に気付いたが、その停電こそH・Pの仕業であった。
「↓*×・・・・・・」
後ろからボソボソと呟く声が。
見るとそこには、呪文の詠唱をしているディアリーの姿が。
「あ、あなた方は一体・・・?」
「ヘルズ・パーソナル」
反対側からトップが突然声をかける。
「な・・・・・・!!?」
「△・・・『ヘッドヘル』」
ディアリーのかけた呪文に、宿の主人が突如失神した。
ヘッドヘルの呪文は強力であり、抵抗力の無い一般のカービィならば簡単に失神する能力を持つ。
「流石に・・・この呪文、彼らに1人1人かけるわけにはいきませんからね」
「成功率低いんだろ? ・・・ま、こんなやつなら一発なんだろうがよ」
トップにとっては呪文はあまり興味が無いため、効果を深くは知っていなかった。
「とりあえずこれで、どんな事をしても1日は目が覚めませんよ、ふふふ・・・・・・」

「・・・アルバム、どうだ」
同じくメンバーとして選ばれたアルバムが、部屋の前の扉を凝視する。
アルバムの目は赤外線感知システムを搭載しており、中の様子がサーモグラフで透視されていた。
・ヤ・ツ・ラ・ス・デ・ニ・ネ・タ・ア・ト・ダ・
「消したのはエントランスの電気だけだからな、
 部屋の電気が消えているという事は・・・間違いねーな」
そしてトップ達は、作戦の最終段階へと移る。
「用意はできてるか? ディアリー」
「えぇ・・・この呪文ならば、詠唱無しで行けますからね」
呪文の用意ができているのを確認した後、アルバムに次の命令を下す。
「よし、ならアルバム、爪でこのドアを破壊しろ」
・オ・レ・ノ・ツ・メ・ナ・ラ・バ・タ・ヤ・ス・イ・ナ・



アルバムが爪で木の扉を素早く正方形に切り裂き、そして最後に爪で刺し、綺麗に切り裂かれた扉を引っこ抜く。
切り裂く時も刺すときも音は全く立たず、あたかもナイフでバターを斬っていたような感じであった。
引っこ抜かれた扉の隙間から、トップ達が部屋の中へと侵入する。

「やっぱり来たようだ、なっ!」
侵入したとほぼ同時に、寝ていたはずのウォール達が突然起き上がる。
「っ、こいつら寝たフリしてやがったか! ディアリー!」
「させんっ! 『コリュウ』!」
ディアリーが呪文を唱えるよりも前に、メーザの呪文がディアリー達に襲いかかる。

「『レクト』」
しかし冷風を巻き起こすコリュウの呪文に対し、遅れたにもかかわらずディアリーが麻痺の呪文を唱える。
「!? あいつ、犠牲になるつもりか!?」
「犠牲・・・? なりませんよ・・・」



バシュッ!



「・・・・・・なっ・・・」
コリュウの呪文がディアリーに当たる直前で消滅した。
レクトの呪文は麻痺の効果のみであるはず。
ならば何故。
「魔法防御系最強呪文・・・あなた程の人が、知らない訳が無いでしょう」
そう、ディアリーはレクトの呪文の前にもう1つ呪文を唱えていたのだ。
あらゆる全ての魔法を無効化する、高位魔法使いのみが使える『リフライト』の呪文を。
そして遅れてレクトの呪文がメーザに当たり、彼女は全身麻痺を起こす。
・・・・・・っ!!
「はぁ・・・愚かすぎる。
 何故、私はこんな人に負けたのでしょうか・・・全くもって虫酸が走りますね」
動けないメーザに、ディアリーが杖でなぎ払う。
壁に叩き付けられたメーザは、麻痺状態のまま気絶してしまった。
「くっ・・・ほ、他の部屋の客はどうしたんだ・・・!」
「なぁに、チャットやビーツェスが気絶させてるところさ。
 殺しちゃいねぇから安心しなっ」

チャットとビーツェスが別々に一部屋ずつ回り、眠りについていた他の客達を、
チャットは電気ショック、ビーツェスは怪音波でそれぞれ気絶させていた。
事実上、さらに眠らせたも同然である。

「さぁて・・・、てめぇらも大人しく捕まってもらうか・・・。
 ・・・おい、ディアリー・・・何そいつにかまってるんだ・・・」
「・・・えぇ、トップ様・・・」
メーザが気絶したにもかかわらず、その後も踏みつけていたディアリー。
その様子は、ディアリーに対するメーザの怒りと全く同じ物が見えた。
そういえばさっき、メーザに「負けた」と言っていた。
彼らの過去の事だろうか・・・。
「では、・・・『レクト』」
ディアリーの放つ麻痺の呪文を防ぐ手段が無かったウォール達。
この事を、宿にいたものはおろか、ハバードにいるカービィ達が知るはずも無かった。



「っ」
プリスが突如目を覚ます。
「・・・嫌な予感がする・・・」
何と言う神がかった、妖怪的な勘の鋭さだろうか。
丁度H・Pが、RPGのいた部屋に侵入したときだった。
「急がないと!」
「わっ!? プ、プリス君!?」
すぐにマント付き帽子を被って杖を持ち、リフォンの部屋から飛び出すプリス。
徹夜作業の休憩がてら水分補給のために台所へと向かおうとしていたリフォンとアドレスも、プリスを追いかける。



「・・・っ!!」
暗闇のエントランスの中、失神していた宿の主人。
奥へ進むと、自分達が止まっていた扉に、不自然に切り裂かれた正方形の穴が。
恐る恐る部屋の中へと入るが、そこにはすでに誰もいなかった。
「・・・遅かったか・・・っ!」
落胆したプリスであったが、直後、机の上に一枚の紙が置かれている事に気付いた。
そこには殴り書きで、こう書かれていた。

『てめぇの仲間達は全員預かった。
 そして、てめぇらはリフォンとアドレスというやつを知っているはずだ。
 てめぇらがオレらの情報を盗み見していたのもお見通しなんだよ。
 返してほしいなら、沖合の海底基地に来な。
 ただし・・・来れればの話だが』




「沖合の海底基地・・・!!」
「プ、プリス君っ?」
遅れてやって来たリフォンとアドレスに、プリスが話す。
「リフォンッ、アドレスッ・・・海底の拠点地に、みんなが連れ去られた」
「えっ・・・!?」
「何とかして、海底基地に行かなきゃならない。
 ・・・だけど、行く手段を考えなくちゃ・・・」
何せ、目的地は海底である。
潜水艇でも無ければ、到底辿り着く事は出来ないからだ。
当然H・Pは、その事をしったうえでこんな無理難題をふっかけて来たのだろう。

「けれどそんな、海の中の基地なんてどうやっていけば・・・」
プリス達3人が宿を出て対策を考えるが、一向に答えが出て来ない。
「ん? そこにいるのはプリス君とリフォンちゃんとアドレスちゃん?」
突然、後ろから声をかけられた。
そこにいたのは、
「シャ、シャニアさんっ? こんな時間にどうしたんですかっ?」
「いやぁ気分転換で夜の散歩を・・・ってキミ達も何してるの、こんな夜遅くに」
プリス達はシャニアに事情を説明した。
海底基地へと行く方法が無いか訪ねられたシャニアは、何か思いついたようだ。
「それならゼルフィ君の触手に掴まればいい。
 彼の触手は水を水素と酸素に分ける事が出来るんだ。
 それによって水中の呼吸も可能になるから、何なら今からでもゼルフィ君を呼んでみるよ」
夜中だというのにゼルフィもこの時間は起きているらしい。
「よぉしっ、これで基地へ向かえるっ! ありがとう、シャニアさん!」
「おぉっと? 何で『ありがとう』なのかな?」
へ? と3人が顔をかしげる。
「オレもついていくよっ、3人ともっ」
シャニアのさっきの意味がよく分かった。
すなわち、彼の出番はそこで終わりではなかったのだ。



「ゼルフィ君、聞こえるかいっ?」
「っひゃー、いますっひゃっ」
一昨日の昼、ゼネルがシャニアを追った先の海岸の浅瀬に、プリス達は来ていた。
シャニアの呼びかけにゼルフィが浅瀬から顔をだす。
「プリス君の友達が、沖合いの海底基地に誘拐されてしまったらしいんだ。
 だから、君の力を貸して欲しい」
お易い御用、とゼルフィは笑いながら承諾する。
「ボクもあいつらには迷惑をかけられているんだっひゃ。
 あいつらが基地を沖に作ったせいで海流がおかしくなって、
 いつも以上にボクは浜辺に打ち上げられる事が多くなったんだっひゃ」
ゼルフィもまた犠牲者であった。
まさか陸の上以外にも、大変な目にあっている者がいたとは。
H・Pの勢力は、海の中まで進んでいたのだ。
「そういえばボクらの仲間、今どこにいるのかなっひゃ・・・」
「キミの妹、1年前に海流に巻き込まれたんだよね・・・・・・」
ゼルフィが言うには妹を含んで9人以上の海の仲間がいたらしい。
しかし、ゼルフィに妹がいるとは知らなかった、とリフォンとアドレスが言う。
どうやらお互いが知らない部分も、まだまだあるらしい。



「全員、ちゃんと触手を掴んでるかい?」
「オッケーですっ」
ま、待つっち〜!
全員が出発準備を整えた矢先、さらに後ろから声が。
「おやっ、チロッコっひゃっ?!」
さらにチロッコも乱入して来た。
「シャ、シャニアさんやリフォンちゃんの姿見えたから・・・
 こんな時間に一体どこに行くつもりっちっ?」
息切れしているところを見ると、どうやらプリス達の後ろ姿を見つけ、慌ててついて来たようだ。
「キミがゼネルの言ってた、チロッコ?
 ・・・ボクの仲間達がさらわれたんだ、ゼネルも・・・」
「っち!? ゼネルさんも!?
 ・・・ボ、ボクもついていくっち! あの人には恩があるからっ!
 ・・・えぇと、ところで君は誰っち??」
ゼネルとは面識があったが、プリスとは面識が無かったため互いに自己紹介をする。



「・・・よぉし、じゃあ今度こそ準備いいね?」
「はいっ!」
「いいよっ!」
「いつでもどーぞっ」
「大丈夫っち!」
「それじゃ、潜るっひゃ!」






ゼルフィ、チロッコ、シャニア、アドレス、リフォン、プリス。
仲間達を取り戻すため、青き深淵へと向かう。








〜APPEAR WORD IN NEXT STORY〜
「海底火山のマグマエネルギーを使っているんだな」
「あぁもう、どこもかしこもメカメカしいっち!」
「お姉ちゃん・・・!? 一体、どうしたのさっ!?」
「そーいやそうだ、この基地を作ったのは7年前だっけな」



〜TO BE CONTINUE......〜




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